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TWELVE 2nd Online Event 「世界の入試問題にチャレンジ!Part.2」

2023年7月26日、TWELVEの第2回オンラインイベントが開催されました。このイベントでは第1回イベントに続き、さまざまな国の専門家が自国の大学入試の特徴や問題を紹介しました。プレゼンテーションとディスカッションを経て、試験の形式や難易度、各国の教育システムの興味深い違いについて貴重な情報を得ることができました。

この記事では、イベントのハイライトを紹介します!

 

エッセイなどの言語芸術を重視する独自の入学試験!
Inigo – UPCAT (Philippines)

 

Inigoさんは、新型コロナウイルスの影響で入試を受けられなかった経験を共有しました。フィリピンのUPCATは、高度な数学力よりもエッセイを通じた言語芸術に重点を置いた独自の入試です。そのため、数学の問題は基礎的なものが多くなっています。ディスカッションでは、Thiliniさん(スリランカ)が自国の入試問題と比べて各問題が短いと指摘しました。

 

入学試験なし!?ノルウェーのユニークな教育システム!
Sofia – No Entrance Exam (Norway)

 

ノルウェーには大学入試がないという革命的な側面に焦点を当てたSofiaさん。入試に頼らずに前期の成績で受験生を評価するそうです。Videregående(大学進学前の最後の3年)期間中の総合的な評価(口述と筆記のランダム)やニーズに沿った数学オプションも話題となりました。理論数学、実用数学、社会科学数学などから自由に選べます。ディスカッションでは、ノルウェーが多彩な数学オプションを用意していることで、数学を学ぶ意欲を維持しやすくなっていることが挙げられました。

 

時間配分が大切!共通テストのように誘導に沿って進める試験!
Thilini – GCE Advanced & CIE/ Edexcel (Sri Lanka)

 

Thiliniさんは、スリランカのGCE Advanced(公立学校向け)とCIE/Edexcel(私立学校向け)の入試について発表しました。GCEでは電卓を使用できないがCIEでは使用可能というように、試験の形態はまるで異なるそうです。これらの試験は難しいわけではないが、時間がかかり、徹底的な問題解決が求められる点に重点を置きました。ディスカッションでは、Hannaさん(ポーランド)が選択問題を解くのに時間を要することに驚きを示しました。ポーランドの入試の選択問題ではシンプルな問題を素早く処理することが求められるようです。

 

ボーナス問題あり!企業が提供する超実用的な問題が豊富な試験!
Albano – Economics vs Engineering (Angola)

 

Albanoさんは、アンゴラのIspitech Universityでの経済学とエンジニアリングの入試を比較しました。国際的な石油会社から提供される実用的な問題も組み込まれているそうです。さらに0点を阻止するためのsnacksと呼ばれる問題や、追加点を狙うためのボーナス問題などが用意されており、様々な入試の工夫が見て取れました。ディスカッションではGajithaさん(スリランカ)が、実用的な問題について、自国の入試問題には存在しないと指摘しました。

 

次回のイベントは9月中旬を予定しています。TWELVEへの参加にご興味がございましたらこちらのページからお気軽にご連絡ください!

(注意:上記の内容はTWELVEのオンラインイベントの議事録に基づいています。発表内容や議論の一部が省略されている場合があります。)