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世界の学生が、日本の中学入試算数にチャレンジ!Part.2

前回の「日本の中学入試算数へ挑戦」が好評だったことを受けて、早くも第4回オンラインイベントが開催されました。今回のテーマも、前回に引き続き「日本の私立中学入試チャレンジ」です。世界中から集まった学生たちが、手元に紙とペンを用意して、頭を柔らかくしながら図形や論理パズルに挑みました。

 

大人でも思わず考え込んでしまうような難問に対して、子どもたちがどのようなひらめきと論理的アプローチを見せてくれたのか、当日の様子をレポートします!

 


数式を使わずに解く、三角形と六角形の面積比

 

最初の挑戦は、周の長さが同じ「正三角形」と「正六角形」の面積の比を求めるという、一見すると難解な幾何学の問題です。

 

 

代数(数式)を使って計算しようとすると複雑になりますが、日本の算数では「図形を細かく分割して考える」というアプローチをとります。

 

1辺の長さが1の「小さな正三角形」を基準の単位として敷き詰めていくと、周の長さが同じ大きな正三角形は4ユニット、正六角形は6ユニットで構成されていることが視覚的に分かります。

 

数式に頼らず、図形をパズルのように分解して、面積比は「2:3」という答えを導き出すアプローチに、参加者たちからは納得の表情が見られました。

 

「もしも全部がつるだったら?」つるかめ算

 

続いて挑戦したのは、日本でおなじみの文章題である「つるかめ算」です。

 

 

「つるとカメが合わせて10匹、足の数の合計が32本のとき、カメは何匹いるか?」という問いに対し、

インドから参加してくれた Kumar Naman Raj(インド)さんの解説が、とてもスマートで論理的でした。

 

「つるの足は2本なので、もし10匹すべてがつるなら足は合計20本になります。でも、実際の足は32本なので、12本足りません。ここで、つるを1匹ずつカメ(足4本)に交換していくと、足は2本ずつ増えていきます。だから、足りない12本を2で割れば、カメは6匹(つるは4匹)だと分かります」

 

この非常に明快な説明には、画面越しの参加者からも大きな拍手が送られました。

 

てんびんの原理で計算を省略する、食塩水のパズル

 

最後の問題は、パーセントが絡む食塩水の濃度に関する問題でした。

 

 

チャット欄には、世界中の学生たちから「21%」「51%」「41%」と次々に予想が書き込まれ、最終的に「11%」という正解が導き出されました。

 

この問題で紹介されたのは、理科で習う「てんびんのつり合い」の図を使って解く、日本独自のユニークな裏ワザです。

 

複雑な小数の計算を一切することなく、比を使って視覚的に一瞬で答えを導き出す美しい解法に、参加者全員が算数の奥深さを実感していました。

 


公式を暗記して計算するのではなく、図形を切り貼りしたり、シーソーのつり合いをイメージしたりして、多角的に答えにたどり着く。そんな「算数の楽しさ」を、世界の仲間たちと分かち合ったエキサイティングな時間となりました。

 

次回のオンラインイベントは6月27日に開催予定です。次はどのような面白い問題が待っているのか、ぜひ楽しみにしていてください。皆さんのご参加を心よりお待ちしています!