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TWELVE 6th Online Event「子供にやる気を出させよう」

「やる気」がどうしても出ない日ってありますよね。

 

親に怒られて机に向かってみても、

宿題をやる気が全くおきない経験は誰しもあります。

そんな時、子どもたちがどのように感じているか、想像してみましょう。

 

保護者や先生は、毎日子どもたちのやる気を引き出すために、

たくさんの工夫をしています。

子どもたちのやる気を上手く引き出すことができれば、

自発的に勉強をしてくれるようになるでしょう。

 

では、子どもたちのやる気を引き出すためには、

どのようなことが必要なのでしょうか。

子どもたちは一人ひとり違う性格や興味を持っているので、

やる気を引き出す方法も様々です。

 

この記事では、教育に携わる皆さんの経験やアイデアをシェアしながら、

子どものやる気を引き出すための方法を一緒に見つけていきましょう。

ちょっとした工夫が大きな変化を生むかもしれません。

 

さあ、一緒に探っていきましょう!

 

やる気の種類:内的動機と外的動機

 

まず、やる気には「内的動機「外的動機」の2つがあります。

 

内的動機は、子どもが自分の興味や好奇心から

「これをやってみたい!」と思う気持ちです。

 

例えば、「この本が面白そうだから読んでみたいな」とか、

「この問題を解くのが楽しい!」といった

自分から進んでやりたいと思う気持ちです。

 

反対に、外的動機は外からの報酬や期待でやる気になることです。

「テストで良い点を取ったら褒められる」とか、

「宿題を終わらせたらお菓子がもらえる」といった感じです。

こういう動機も、時にはすごく効果があります。

 

どちらの動機も大切で、

状況や子どもたちの性格に合わせて使い分けることがポイントです。

 

子どものやる気を引き出す具体的な方法

 

ここからは、TWELVE#6のイベントで出てきたアイデアを共有しながら、

子どもたちの「やる気」を引き出す効果的な方法を見ていきましょう。

はじめに、文化の違いによる影響について言及していきます。

 

やる気に対するアプローチは文化的背景によって、大きく異なることがあります。

インドでは外的動機が重視される傾向があるということを、

Amitさんが教えてくれました。

 

母親や先生から、「勉強しないとご飯を食べさせないよ。」や

「勉強しないと、ゲームやらせないよ。」とよく言われていたようです。

日本でもよく聞くフレーズではありますが、その傾向がより顕著なようです。

インドの子ども達にとっては、

外的動機の方が何かを始めるきっかけになりやすいのかもしれません。

 

以下では、先日のイベントでの

「勉強したくないと泣いている子どもへのアプローチ」に関する解答の中から

アイデアを探していきます。

 

 1.子どもの興味を引き出す

 

Mayさんが言及していた、

まずは子どもが勉強を嫌う理由を尋ねるというアプローチです。

そうすることで、子どもの興味や苦手なポイントを把握し、

活かすことができます。

 

 2.ご褒美を活用する

 

外的動機を利用する方法として、

DarylさんとYutoさんは「アイスクリームを報酬にする」などの

ご褒美作戦を挙げてくれました。これは短期的には非常に効果的で、

子どもがすぐに行動へと移すきっかけとなります。

ご褒美でやる気を出させるのは世界共通なんですね。

 

 3.学びを楽しいものにする

 

学び自体を楽しいものにすることも効果的です。

Shreyamさんの「好きなことを先にやらせてから勉強に繋げる」というアイデアは、

子どもが好きな活動を通じて学びの要素を取り入れる方法です。

 

 4.教えることで学びを深める

 

Imadさんが提案していた「教えることで理解を深めるという方法もあります。

子どもが他の人に教えることを通じて、

自分の知識を整理し、さらに深めることができます。

また、教えることで自信がつき、次の学びへの意欲が湧いてきます。

 

 5.共に学ぶ姿勢を示す

 

Mizukiさんが言及していた「一緒に勉強するというアプローチもあります。

子どもが一人で勉強するのではなく、

教師や親と一緒に学ぶことで、安心感や連帯感が生まれます。

また、大人が一緒に学ぶ姿勢を見せることで、

子どもも「自分も頑張ろう」という気持ちになりやすくなります。

 

子どものやる気を引き出すというテーマで今回は記事を書いてみました。

今回のイベントを通して、再現性のあるアイデアが多く見つかりました。

 

その中でも世界共通で「甘いものを与える」という

アプローチが効果的とされていることに驚いた一方で、

「子ども一人ひとりに応じた方法でやる気を引き出すことが大切だ。」という

意見が多く見られました。このことから、子ども一人ひとりの個性を

しっかりと尊重することが大切だと改めて感じました。

 

教材メーカーとして、様々なアプローチを駆使し、

世界中の子どものやる気を刺激するような仕掛けを今後も生み出していきます。